
第3話:田舎暮らしへの準備!二人の物件探しの旅が始まりました。
第3話:秋田県仙北市田沢湖へ
田舎暮らしへの準備!二人の物件探しの旅が始まりました。
今までの旅行では、田沢湖には秋田新幹線を使って来ていました。
東京駅から田沢湖駅までちょうど新幹線で3時間で着きます。
でも、結構運賃が高くて、現在無職に近い私たち夫婦二人にとっては痛い出費になってしまいます。
(以前羽振りのいいときにはグリーン車を使って優雅に来ていましたが、それも今では昔の話になってしまいました。)
そんなわけで、今回から交通手段は自家用車を使うことにしました。
土日を絡めば高速料金が1000円という魅力も理由のひとつですが・・・。
しかし、新幹線とは違って時間がかなりかかってしまうことが難点ですね。
今の住まいのある横浜から秋田県の田沢湖まで東北自動車道を使って、
5〜6回はサービスステーションで休んで、約10時間かかりました。
結構シンドイですが、慣れれば3回程度の休憩でいけるようになりました。
それでもやっぱり、9時間くらいはかかります。
今まで何往復かしましたが、夜中から朝方にかけて走っていることもあり、
東北自動車道内では渋滞らしいものは一切なく快適に運転できてるのが救いです。
車では夜中走らせているため、田沢湖に着くのは朝方になります。
着いた日は宿でゆっくり休憩・睡眠をとり、次の日からの活動となります。

さて、仙北市のホームページに載ってた仙北市定住応援情報「えぐきてけだんし」の目ぼしい物件をネタに、
二人で車で田沢湖にある仙北市役所田沢湖庁舎に行ってみることにしました。

『ここが市役所か〜。やけに広い駐車場だな、しかも止めてる車少ないし!』
いつも混んでいる都会の役所しか知らない私にとって、
市役所の駐車場が広くて営業時間内なのにガラ空きというのにはビックリ仰天でした。
『静かで、いい市役所だな〜』駐車場が空いてるというだけで、評価が高くなる単純な私でした。
市役所の中に入ってみました。
『もしかしてお客さん私たちだけじゃないの?この空きっぷりは・・・』中は職員の皆さんだけのような・・・
『ど、どこに行けばいいのかな。俺たち目立ってないか。』うろうろするお客は私たち二人だけって状態です。
『とりあえず、そのへんの人に聞いてみてよ。』っと妻が俺に行けって目で合図送ってるし・・・・
仕方ないので、なんか優しそうな美しいおねえさんがいたので声かけてみました。
『すいません〜、ちょっと移住を考えてまして家とか物件を紹介してくれるところがあるみたいで・・・』
なんか的を得ないわけのわからないことをモゴモゴ話していると、
『ああ、それならこちらです。』
っと、さっとカウンターから出てきてくれて、2階の方へ案内してくれました。
案内されたのが『総務部 重点プロジェクト推進室』という部署でした。
そして、優しそうなお兄さんが出てきてどうぞこちらへと言って、
カウンターの中のテーブルにご案内してくれました。
『っすみません、実はこちらのホームページを見て、田舎暮らしをしたくて、
でも住める家をどうやって探すのかわからなくて、・・・』
っと溜まっていた思いを吐き出すかのように、例によって的を得ない話っぷりでしゃべってしまいました。
そうしたら、お兄さんが親切に話してくれました。
『今はたまたま担当者が二人とも外に出ていていないので、私が簡単に説明いたします・・・』
っと、この重点プロジェクト推進室や仙北市定住応援情報のシステムのことなど説明してくれました。
『ホームページを見て、いくつか詳細情報を知りたい物件があるのですが、教えてもらえるのですか?』
『そうしましたら、こちらにお客様の登録をして頂ければ教えることができますので、ご登録しますか?』
『はい、登録します。お願いします。』
というわけで、必要書類に記入して市の空き家利用希望者に登録をしました。
『そしたら、この物件の金額とか、間取り図とか教えてもらえますか?』
『はい、こちらがその情報です。金額は今のところ所有者の方の希望は○○円ですが、相談には乗るとのことです。』
『ありがとうございます。そうなんですか〜なるほど・・・』
そんな話をしていると、奥の席から課長さんらしき上司の方がきて、
『こっちの方でもなんかええのなかったっけかね〜』っと説明してくれていたお兄さんに話しかけてきて、
もっと条件のよさそうな物件を探してくれそうな感じで、いろいろ詳しく物件の状況など説明してくれました。
そして、『今は担当者がいないので、詳しいことはわかんないですけど、よかったら現地の案内もしますので、
都合のいい日時と希望物件を電話して下さい。担当者には話しとくからね。』
っと、とても親切丁寧に対応して頂き、私たち夫婦二人とも、なんか安心した気持ちになれました。
『いい家が探せそうだね〜きてよかった。』
そして、二人は車に乗り市役所を後にしたのでした。
・・・・・ 準備・物件探し編第4話へ続く・・・・・・ 物語連載TOPへ
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