
第4話:物件探しの旅〜空き家情報物件見学の巻(その1)
第4話:田舎暮らしへの準備!
仙北市空き家情報物件見学の巻(その1)
はたして田沢湖の近くに畑つきの家を見つけて、念願の田舎暮らしができるでしょうか。

家探しに行く前に、私たち夫婦二人が田舎暮らしをするための家の条件としては
どんなことがあるのか、二人は良く考えてみました。
@一戸建ての家がある土地で予算を超えない金額であること
A住むためにかかる必要な修繕費用が予定金額を超えないこと
(しかし、これは見学の段階では正確にはわからないので、あくまでも感で判断。)
Bトイレは汲み取りではないこと。水洗にできること。
C車庫があること(この地域は冬は雪がかなり積るので車を置く場所はできれば屋根付がよい)
D賃貸ではなく売却物件であること
(一時は賃貸でもいいかなと思いましたが、やはり買った方がいいという結論になりました)
Eインターネットができること(少なくともADSLができること)
F敷地に余裕があって、隣と近く接していないこと(セコセコ塀で囲ったりしない余裕のある敷地であること)
G大通りに面した土地ではないこと(車の通行が激しい道路沿いの土地は避けたい)
そして、何より敷地内で野菜や果実を育てられる畑ができることが一番の望みなのです。

そんなこんなで、私たち二人の田舎暮らしの家探しの旅が始まりました。
早速、市役所に連絡をして、担当者の方に段取りをしてもらい、、
目ぼしい物件の見学をさせてもらうことにしました。
市役所のご担当の方が親切に車で案内してくれました。
案内してもらう物件はすべて今は空き家になっていて、
市の担当者の方が前もって所有者の方に連絡をとって、
家のカギをあけてもらえるように手配してくれてました。
最初に案内してもらったのが、田舎の中でも街中というか住宅地の物件で、
都会の住宅と比べれば敷地は広いのですが、周りの住宅が立ち並んでいるエリアでした。
現地に着くと所有者の方がカギを空けて、待っていてくれました。
最初の外観を見た印象は、きれいな建物で庭も整理されていて結構いい家のように感じました。
ひとしきり、玄関の外で敷地や庭のことや別棟の車庫・納屋などの説明を聞いてからから、中を見せてもらいました。
住宅地といっても都会とは違って、敷地内に住宅とは別に車庫や納屋が建っている広い敷地で、
周囲の住宅も同じように100坪は充分ありそうな広い敷地です。
『この家は築何年くらいたっているんでしょうか?』
『30年以上は経っていると思います。』
『結構年数は経っているんですね。でもその割にはきれいになってますね。』
『何年前かに外壁とか修繕工事したことがありましたから・・・』
『なるほど・・・』
思いついたことを、いくつか質問しながら、家の中を拝見させてもらいました。
最近まで使っていたとのことで、まだ家具類は残っていましたが、小奇麗にされていて、
すぐ使えそうな感じでした。ただ、風呂・洗面・トイレの水廻りが多少修繕が必要ななるように思えました。
1階も2階も見せてもらい、だいたい30分程で一通り見終わりました。
『このあたりは冬の雪はどのくらい積るんでしょうか?』
『そうですね、20〜30センチくらいかな。でもここ数年あまり雪が降らなくて、そんなに積らなくなってます。』
『温暖化の影響なんですかね。^^』
役所の担当の方も、うんうんとうなづいていました。
っとそんなことをひとしきり話しながら、玄関を出ました。
『こっちの方に少し畑ができそうな土地がありますよ。』
『へーえ〜ここですか〜。』
家庭菜園くらいが出来そうな土地が別棟の納屋の裏にありました。
この土地も敷地の範囲に入っているとのことでした。
一通り見させてもらったので、
『今日はどうもありがとうございました。』と案内して頂いた所有者の方にお礼を言って
次の物件へ向かうべく、その場をあとにしました。
そして、車の中で二人は感想を話していました。 ・・・・
『今の家は、結構いいんじゃないかな。物置も車庫も付いていて、家も広くて使えそうだし・・・』
『む〜、確かにいいけど、隣り近所が少し近すぎるのが気になるわ〜』
私はまあまあ乗り気だったのですが、妻にはそれほど受けが良くなかったようでした。
・・・・・ 準備・物件探し編第5話へ続く・・・・・・ 物語連載へ
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