田舎暮らしへの旅!田沢湖大好き物語!田沢湖と田沢湖高原温泉郷


『田舎暮らし、それは私たちに残された最後のフロンティア・・・
そこには私たちの想像を絶する新しい習慣、新しい生活が待ち受けているに違いない。
これは田舎暮らし初心者の私たち夫婦二人の最初の試みとして、
快適な田舎暮らしを目指し、いろんな困難を乗り越えていく驚異に満ちた物語である。』



田舎暮らしへの旅!田沢湖大好き物語(田舎暮らしへの改修工事編) 連載ページ

古い家を住める家に!田舎暮らしへの改修工事編

第3話:引越し前にやっておくべき各部屋の補修や改修工事(前半)
改修工事編 第3話:引越し前にやっておくべき各部屋の補修や改修工事(前半)

B各部屋の内部の下地や仕上げの補修・改修工事
部屋の中に家具や荷物を入れてしまう前に、汚れを落とし綺麗に掃除する事、
そして、補修が必要なところは補修して、修繕が必要な部屋については、
なるべく改修工事を済ませておくようにします。


【畳の取替え・床下地のチェック】
まずは、床がしっかりしているか?畳の部屋が多いので、畳をはがして下地材や根太・土台をチェックしました。
    
    畳については痛みが激しく、すべて新しいものに取り替えることにしました。
    畳屋さんが寸法を測りに来てから、畳を上げて、痛んだ下地や根太などの補修をしました。

   
   今回我が家の畳は中の材質もかなり傷んでいるようでしたので(踏んでみるとフカフカ状態)、
   すべて取替えにしました。新しい畳にすると、色も硬さもまったく違いますね。
   畳屋さんが寸法を測りに来てから10日間ほどでできて来ました。


畳の豆知識
・・・畳にはいろいろ種類があって、本物のイグサのものから化学畳まであります。
  畳の表面材にもいろいろ種類があるようですが、主に畳床の種類で分けるとわかりやすいと思います。
  表面は通常の畳の材質で、中の部分の材質が、ワラ床・化学床・建材畳床の3種類があります。
  ワラ床のものがいわゆる高級なのですが、ワラ床より安価で作業性のよさや虫がつきにくいという点で、
  私は、建材畳床のものにしました。ただ、ワラ床に比べ耐久性で劣るのは仕方のないところです。
畳の改修には、畳の取替えの他に、表替えや裏返しがあります。
取替えは文字通り、古いものを処分して新しく畳を作って敷く事です。
表替えや裏返しは今まで使っていた畳を再利用する方法で、
表替えは使用中の畳から表面に張られている畳表とヘリをはずして新品に交換する方法で、
畳床を再利用して表面だけを新品に替えるので、取替えよりは安くできます。
裏返しは使用中の畳の畳表を裏返しにして再利用して、ヘリだけ新品にする方法で、
材料コスト的には確かに割安になりますが、新しくした感じはあまりないといえます。
どっちにしろ表替えや裏返しは中の部分の材質(畳床)の痛み具合がひどいとできない方法です。

【床下地の改修】
昔の家は、1階の床下はコンクリートや防湿処理をしておらず、土がむき出しの状態でしたので
湿気などで木が腐ってしまっている場合があります。

   
   この家も1階の1部屋(和室)の床下地が腐っていてボロボロ状態でした。

この部屋については床をすべてはがして防湿シートを敷き込み、束・土台・根太をすべて新しく造り、
防腐剤もしっかり塗りました(これは大工さんにお願いしました。)。
床下が土の状態だと土からの湿気が上がってきて、床下の換気が悪いと床組みの木材を腐らせてしまいます。
この家には外壁面には床下換気口は一応設置されていたのですが、
空気が通るためにもう一方の換気穴がなかったことと、冬に雪が積ると外壁の床下換気口はふさがってしまうこと
が原因で、湿気がこもってしまったようです。
それを解決するために、床下に防湿シートを敷き詰めることで、土の湿気を防ぐようにしました。

   
   床下に防湿シートを敷き詰めて、新しく束・土台・根太を組み直して、木材には防腐剤を塗りました。

【床の仕上げ方法】
   
   そして床の下地となる板材(荒床)を敷きました(ここまで大工さんにはやってもらいました)。
本来はこの板材(荒床)上に畳を敷きこむのですが、この部屋については予算の関係上(できるだけ安く済むように)、
畳は敷かずにタイルカーペットを自分で購入して敷くことにしました。

タイルカーペットの厚さは7mm程度ですが、畳の厚さは約60mmなので、
その厚さ分の断熱材(硬質のスチレンボード)を敷いて調整することにしました。
50mm程度の断熱材をタイルカーペットの下に敷き込むので断熱対策は万全だと思います。
4帖半の部屋でしたので、タイルカーペットを敷き終わるまで3時間程度で済みました。
タイルカーペットを敷く場合は、まずどこから置いていくか基準となるポイントを決めて、隙間なく敷いていきます。
そして対向壁の隅になったところでピッタリはまるようにカッターで切断するのですが、この作業で結構時間がかかります。
   
   でも、こんな感じで凹凸がピッタリはまった時は気持ちがいいですよ。

【耐力壁の補充】
この家は昔の日本家屋の形を残している造りになっていて、各部屋への開口はほとんどが引き戸で、
部屋同士の境界壁も大きな開口で引き違い戸で仕切られているものになっています。
そのため、このような従来の日本家屋は一般に木造住宅で必要とされる耐力壁が
現在の基準より足りなくなっている場合が多いのです。
   
   この家にも1階に一部耐力壁があった方がいいと思える場所があったので、
   そこに1間ほどの壁を構造用合板で作ってもらい、2つの部屋の仕切りが4枚の引き違い戸になっていたのを、
   半分を壁に、半分を2枚の引き違い戸とすることに改修しました(これは大工さんにお願いしました。)。

【化粧木材の洗浄】
   
   柱や造作材など木材が見えているところが多いのですが、木の艶がなくなり汚れも目立つ状態でしたので、
   主だった木は洗って綺麗にしてもらうように塗装屋さんに依頼しました。
無垢の木を再び艶を取り戻させるには特殊な薬品を使いますので、
やはりプロの職人さんに頼んだほうがいいと思います。
くすんだボロボロの木肌が、ご覧のように美しく甦りました♪

   続きは、・・・・ 部屋の補修や改修工事の後半:第4話へ続く・・・・・・ 物語連載目次ページへ


  



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便利な都会の暮らしに慣れてしまっている私たち夫婦二人にとって、
はたして快適な田舎暮らしができるのでしょうか?・・・そう、これがこの物語のテーマです。


あの湖の近くのどこかで暮らせたらいいな・・・



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『田舎暮らしへの旅!田沢湖大好き物語』の連載共々、どうぞお楽しみに!


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